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人の心に寄り添うチャットボットの可能性とは?~メンタルケアにおいて活躍するチャットボット3選~

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人の心に寄り添うチャットボットの可能性とは?~メンタルケアにおいて活躍するチャットボット3選~

チャットボットと聞くと、

  • ECサイトでおすすめアイテムを紹介してくれるチャットボット
  • 質問に回答してくれるチャットボット
  • 予約受付を対応してくれるチャットボット

といった使われ方が一般的ですが、チャットボットの使われ方は実はそれだけではありません。

今回は、チャットボットならではの特徴を活かし、人に寄り添うことができるチャットボットの活用例と、実際に活躍しているチャットボットを3つご紹介します。

1、チャットボットにメンタルケアをしてもらう利点

うつ病や自殺者などの病は、日本だけではなく、世界で大きな問題になっています。精神疾患の患者数は年々増加しており、日本では約400万人、米国では5人に1人が精神疾患を抱えていると言われています。

特に日本では心の病気は「頑張り次第でどうにでもなる」「本人の心が弱いからなる」などと捉えられがちですが、心の病気は誰にでもかかる可能性があり、決して特別なものではありません。「病院に行く勇気がない」、「病院に行くのは恥ずかしい」、「自分はまだ大丈夫」と考える人が多いなかで、世界ではAIチャットボットを用いたカウンセラーが開発されています。

ボットであれば悩みを打ち明けやすい

相談事、特に、悩みを打ち明けるような場合、多少なりとも相手にどう思われるだろうかと気兼ねしまうもの。 そこで、チャットボットに相談してもらうことで、少しでも気軽に相談してもらおうという活用法です。 メンタルに問題を抱えた患者さんにとって、カウンセラーや医師に相談するよりも、チャットボットに相談する方がハードルが低くなるでしょう。

いつでも好きな時間に相談できる

対面で対話するカウンセリングは、時間とお金がかかるため、多くの人は敷居が高いと感じてしまいます。また、カウンセリングを受けるには、予約が必要なため、本当に話を聞いて欲しいときに、すぐに話を聞いてもらうことはできません。チャットボットカウンセラーであれば、24時間いつでも好きな時間に相談することができるため、夜中に話を聞いて欲しい、というときでも対応することができます。

このように、チャットボットはメンタルケアにおいても役立ちます。悩みを聞いてくれるチャットボットの存在が浸透し、人々のストレスを緩和してくれる日は近いかもしれません。

2、メンタルケアにおいて活躍するチャットボット3選

メンタルケアにおいて活躍するチャットボットを3点ご紹介します。

1.Weobot

米国スタンフォード大学の心理学者とAIエキスパートチームが開発した「Weobot」は、認知行動療法を利用したチャットボットです。不安神経症やうつ病のセルフケアをサポートします。Weobotからは、「今日は元気ですか?」「どんな気分ですか?」などの対話セラピーの形式をもとに作成された質問が投げかけられます。

これは認知行動療法と呼ばれるもので、患者のもつ否定的な思考を、より客観的に見つめ直すように促すものになっています。日々起こる出来事に対してストレスや不安、絶望を感じたとき、マイナス思考や思いこみなどによるものだと気づかせ、行動の選択肢を広げます。

2.wysa(ワイサ)

二つ目は、インドで開発された「wysa(ワイサ)」です。こちらはAI化で失業の危機にさらされたIT技術者の相談に乗ってくれるAIチャットボットです。wysaは相談者に対し、「支えとなり、秘密を守る」ことを約束します。会話の流れはいたって自然で、相談者の話を理解してくれているかのような対応を実現しています。

3.りんな

三つ目は、雑談をするチャットボットの代表例としてMicrosoft社が開発したLINEアカウント「りんな」です。女子高生というキャラクターと魅力的な会話で、ファンになる人も多く一躍有名になりました。一見何気ない雑談なのですが、雑談が出来ることこそが人の心に余裕を与えてくれる重要な役目を担っています。

近年、働き方改革によって増えてきたテレワークですが、ある調査によるとテレワーク環境下の心理的変化として、「さびしさや疎外感を感じる気持ち」が「増えた」と答えた人が約33%もいたそうです。これまで会社に出勤して業務を行うことが“普通”だった方にとって、テレワークという慣れない働き方は、少なからず心理的なストレスになっているようです。

わざわざテレビ会議をするほどでもないけれど、誰かと話してリフレッシュしたい…そんなとき、相手の都合を気にすることなくいつでも気軽に話しかけられる雑談チャットボットに「つかれた」と話しかけると、「おつかれさまです。たまには休憩してくださいね」なんて、たわいもない会話をしてもらえると、少しでも癒されるのではないでしょうか。

3、まとめ

今回は、人に寄り添うことができるチャットボットのメリットと実際に活躍しているチャットボットを3つご紹介しました。

24時間365日いつでも自分に寄り添ってくれる、そんなチャットボットはこれからの時代、なくてはならない存在になるかもしれません。

株式会社伊藤忠テクノソリューションズが開発したAIチャットボット開発プラットフォームBenefitterは、お客様の用途にあったチャットボットの開発を得意としていますので、上記で紹介したチャットボットを実現することができます。

また、チャットボットの入口部分となる会話型UIに関しても、LINE・Teams・slack・Tocaro・+メッセージなど様々なものを利用用途に合わせて接続することが可能です。

また、外部API連携に関しても様々なサービスと接続することができますので、複数のAI・お客様の業務システムやWEBサービスと接続することができます。Benefitterを使って、自由自在にチャットボットを作成してみませんか?

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Benefitterで実現できることや特徴といった詳細から実際に利用するまでの流れまでをご紹介します。

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執筆者情報:

CTC Benefitter(ベネフィッター) 開発チーム

CTC コミュニケーションデザイン部 CXソリューション第3課

社内業務のDXを推進するサービスとして豊富な機能と様々なシステム・WEBサービスとの連携を可能とした AIチャットボット Benefitter を提供しています。チャットボットの活用方法や導入事例を伝えていくため、情報を発信しています。

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